膝関節の情報をまとめました。膝関節に対する様々な疑問が晴れることを願っております。
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)と、スネの骨(脛骨)、お皿の骨(膝蓋骨〉の3つからできています。骨と骨の間には、関節軟骨があります。骨がこすれ合わないように滑らかに関節を動かすためやクッションのためです。また、半月板という軟骨が強度のクッションの役割として存在します。膝関節をしっかり固定するために、ワイヤーのような靭帯で骨と骨をつなぎとめています。
外傷や老化などで、関節軟骨がすり減って、クッションの役割が減少してしまった状態が変形性膝関節症です。クッションが少ないため、衝撃が吸収しきれず、痛みを強く感じます。
変形性膝関節症の対処法としては、膝に負担をかけすぎない、肥満の改善、膝を支える筋肉を衰えさせないなどがあります。痛みが強い場合は整形外科病院を受診しましょう。
クッションの役割を膝関節内でしている「半月板(軟骨組織)」が、大きな衝撃によって断裂したり、欠けたりした状態。膝に力が入らない、膝が引っかかったような痛みを感じる、膝がロックしたように動かないなどの症状があります。
膝関節には前十字靭帯、後十字靭帯、外側側副靭帯、内側側副靭帯4つがありますが、その靭帯が傷ついている状態。軽度では膝関節捻挫程度ですが、重度になると靭帯断裂の場合もあります。膝の不安定感やぐらつき、歩行時にがくんと膝が落ち込む、断裂時には「ボキッ」「ブチッ」という音がすることもある
スポーツの動作で同じような反復動作により、使いすぎから疲労がたまり、筋肉や靭帯、関節軟骨が損傷した状態。
身長の高い男性ランナーに多く、10~20歳代に多く見られる。ジャンプ競技やランニングでおこる。
「タナ」と呼ばれる大腿骨と膝蓋骨の間にあるヒダ上の膜が炎症を起こした状態。ひざの屈伸動作の反復で見られる。膝を動かしたときに音がしたり、何か挟まっているように感じる。
脛骨(スネの骨)のお皿の下辺りの骨が隆起して、少し触れただけでも痛みが出る状態。成長期の骨が伸長する時期におこりやすく、中学生でスポーツをよく行う男子に多い。
●鵞足炎・・・膝の腱の摩擦により、膝の内側が痛くなる
●離断性骨軟骨炎・・・膝関節の軟骨部分が骨と一緒にはがれた状態。
●膝蓋骨不安定症・・・膝蓋骨が脱臼しやすい状態。
●膝蓋軟骨軟化症・・・膝のお皿の骨が大腿骨とすれて炎症をおこした状態。
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ひざ関節の痛みや不調は、湿布、飲み薬、マッサージで効果がなければ経過観察、もしくは手術へ進むというのが一般的な流れかと思います。現在のところ、効果的な対処法は意外と少ないのかもしれません。私は2002年より臨床現場に入り、「手術という段階ではないけれど、痛みが強く、毎日が辛い。湿布では対応できていない」という患者様を多く施術してきました。その結果、疲労が溜まりやすい筋肉、関節、靭帯などの施術ポイントが見えてきました。ここでは、よくある痛みの特徴や症状に解説を加えました。下記の情報で、膝の痛みや不調に悩んでおられる方の不安が少しでも和らげば嬉しく思います。
イラスト:ももの内側の筋肉(内側広筋)
特にひざの内側やひざ小僧の下が痛い場合、多くの患者さんが太ももの内側の筋肉(内側広筋)に強いコリがあります。この内側広筋のコリをほぐすことで痛みがある程度改善します。長年凝り固まっている方が多いので、施術回数がかかることもありますが、丁寧にほぐすことで改善の道が見えてきます。
ひざが痛いというと、「骨や軟骨が悪い=手術」という発想をしがちです。しかし、筋肉のコリをほぐせば解決する例が当院では多数見受けられます。手術は最後の手段としてなくてはならないものですが、手術以外の方法をまず2,3カ月試してみるということも重要だと思います。
イラスト:お尻の筋肉(大殿筋:だいでんきん)
骨や軟骨、半月板の組織が変形をおこしている場合、整形外科での手術が必要なこともあります。私がよく経験するのは、患者さんのお話の中で、「これ以上、痛みがひどくなったら手術ですね」と整形外科で言われているという状況です。これは逆にいえば、「痛みさえコントロールできれば」手術の時期を先延ばしにでき、場合によっては手術を回避できることと同じ意味になります。
膝の変形ではレントゲンなどの画像検査で骨や軟骨、半月板に異常があるのですが、筋肉の調整で改善できることが多々あります。
特に、ひざの変形(変形性膝関節症)では、お尻の筋肉(大殿筋:だいでんきん)が凝り固まっている事が多く、O脚になっている方はほぼ100%、この大殿筋が凝り固まっています。そして、この大殿筋をほぐしていけば、O脚が軽度ながらも改善して、痛みに関しては大幅に軽減できる可能性があります。
ひざの痛みを改善するために、お尻(臀部)の筋肉をほぐすという施術を受けたことがない方は是非、当院の施術をお試し下さい。
イラスト:内くるぶしの上の筋肉(後脛骨筋:こうけいこつきん)
これらの症状に対して、1,2で紹介した2つの筋肉(内側広筋・大殿筋)の調整も十分に有効です。さらに足の重だるさに関しては、内くるぶし(足首内側)の上の筋肉(後脛骨筋:こうけいこつきん)を施術する事が有効です。
この後脛骨筋は、歩く時には地面を蹴る、立っている時には床を押して立位を保持するという役割を果たしています。
後脛骨筋のコリがほぐれると、しっかりと筋肉の役目を果たすことができます。足が軽く感じ、歩く・立つが楽になります。
イラスト:「委中(いちゅう)」というツボ
この症状には効果的なツボがあります。 ひざ裏の「委中(いちゅう)」というツボです。このツボを施術すると、ひざの曲げ伸ばしが楽になります。実際の患者さんでは、78歳の女性で、正座が楽にできるようになった方がおられました。正座以外にも、ひざの奥の方(中の方)が痛い、ひざが重く感じるという方にも効果的です。
それぞれのスポーツで反復する特有の動きがあります。特定の筋肉ばかりを使うため、筋肉の偏りがおこり、筋疲労が蓄積、慢性的なコリへと変化し、関節の痛みへとつながります。
また上手に身体を使っていればいいのですが、動きの中の悪いクセも悪化に輪をかけてしまいます。 ひざに直接関連する筋肉やツボももちろん効果的ですが、腰や首、足首の悪い使い方や疲労の蓄積がひざの痛みの原因になっている場合もあります。それぞれの患者さまの身体の動きや関節の角度などを診て施術させていただきます。
長くスポーツを楽しく続けるために、痛みの改善から、予防までアドバイスさせていただきます。
上記は治癒を保証するものではありません。また、当院では整形外科などの医療機関の診断・治療を中断するように促す事はありません。医療機関と当院での施術を併用しながら改善を目指します。状況によっては、当院での施術を見送り、医療機関の受診を勧めることもあります。患者さんにとって最良の選択ができるようサポートさせて頂きます。
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