ごあいさつ
みなさんこんにちは。私は2002年(平成14年)3月に、小さい頃からの夢であった鍼灸師国家資格を取得し、それと同時に整形外科の物理療法室でリハビリ担当として働き始めました。毎日たくさんの、膝や腰の悩み、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、膝の半月板損傷の方などを施術させて頂くなかで、同じような症状でも、治りが短期間で進んでいく患者さんと、長期に渡ってしまう患者さんがいることに気が付きました。
何度もリハビリを担当する中で、「メンタル面や自律神経に問題がある人は治りづらい」ことがわかってきました。私は整形外科に勤務するなかで、治りが遅い患者さんに鍼灸治療をするようになりました。ひざや腰に対して鍼灸治療を試みましたが、リハビリだけよりは効果が出るものの、患者さん本人も私も満足できるレベルには治りませんでした。そこで、自律神経を調整する鍼灸治療を加えると、十分な治療効果を得られました。膝や腰の痛みがの治りにくい患者さんは自律神経失調症が隠れていたことになります。これが転機となり、リハビリのみと比べて膝や腰の早期回復ができるようになりました。やがて、膝や腰とは関係のない、めまい、吐き気、不眠といった自律神経失調症がメインの患者さんも来られるようになりました。自律神経失調症は、心療内科や内分泌内科などでもなかなかこれといった治療法が確立されていないので、自律神経失調症の患者さんは鍼灸に最後の希望を託して来院されます。そのような方を多く施術させていただく中で、自律神経失調症のタイプ(吐き気タイプ、動悸タイプなど)によってツボを使い分けることができるようになりました。うめはら鍼灸院では自律神経失調症の専門治療を行っております。一人でも多くの自律神経失調症でお困りの方が改善して頂けるよう、これからも日々研究を重ねて参ります。
【院長 略歴】
梅原 知也(うめはらともや)
1978年
京都府生まれ
1997年
明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)入学
2002年
はり師・きゅう師(厚生労働大臣認可国家資格)取得
2005年
東洋医学の講師活動開始
2013年
京都市にて自院を開設
2015年
岐阜県本巣市に転居し、うめはら鍼灸院 開院
2016年
公益社団法人 全日本鍼灸学会 認定鍼灸師
【論文発表】
2005年
日韓国際学会ソウル大会
2010年
全日本鍼灸学会大阪大会
2014年
全日本鍼灸学会愛媛大会
2015年
全日本鍼灸学会福島大会
2015年
全日本鍼灸学会近畿学術大会